『冬のソナタ』に見られる
「社会」と「個」の相克

今さら冬ソナ?と思うなかれ。
前書きを読んで驚いてほしいので詳しくは書きませんが、異文化研究が専門の50代の教授である著者は、およそ冬ソナにハマるようなタイプの方ではありませんでした。
なのにティッシュ3箱を空にしながら三日三晩号泣しながら繰り返し見て、なんと本まで書くことに。
それが冬ソナ放映からちょうど10年、というのも運命的でもあります。
何の本か詳しく聞かずに打ち合わせに出かけて「冬ソナ」が出てきた時には正直私も驚きましたが、原稿を読むうち、これは学術書であるけれども美しい本でなければ!と思いました。
メタリックな色を使っているので、見る角度によって雪模様の見え方が変わるのが儚さと切なさでしょうか。

最終更新=2020年11月20日